※最終更新2022年4月※
- Q1. 家のガスってなに?LPガスとプロパンガスは違うの?
A. 呼び方が違うだけで、一般的には同じもの! -
家庭用LPガスは、80%以上の純度でプロパン及びプロピレンをガスボンベに詰めます。液化石油ガスと言われるように液体でガスボンベに入っているのだけれど、
気化温度の違いでガスとして使う時には、プロパン99%以上の純度になるんだ。だから、LPガスとプロパンガスは、一般的に同義語として使われているんだよ。
正確には、LPガスは、プロパン、ブタン、プロピレン、エタン、エチレンの混合液体で、一般的に「い号液化石油ガス」をLPガス若しくはプロパンガスとして呼んでいます。
気化状態で99%純度のプロパンとなるため、物質としてのプロパンにガスを追加してプロパンガスと呼んでいるんだ。 - Q2. LPガス、都市ガス、灯油、電力(オール電化)、それぞれの特徴は?
A.それぞれ違う長所と短所があるよ! -
LPガス :ガスボンベに入っているので、何処でも使える。災害時の復旧速度はまあまあ早い。電気が止まった災害時でもガスコンロだけは使えることが多い。
デメリットは、ガス会社が多過ぎて、中には悪質業者が居ること。高い価格で販売されている事も多い。
特に賃貸住宅のガス料金が高く、もうボッタクリじゃない?って思うレベルもチラホラ。(※注意※個人の感想です。)
自由価格と差別価格を勘違いしているガス会社も多いので、同じガス会社でも各家庭で設定ガス料金が違うこともよくある。
反面、自由価格だからこそ都市ガスより安い価格のガス料金で売られていることも多々ある。
都市ガス :人口密集地に地中の導管を通じてガスを販売している。だから『都市』ガスと言われます。
認可料金制で、登録地域によってガス料金が統一されている。
都市ガスならLPガスより安いと思われているが、実は勘違い。LPガスのが安い地域も多い。
導管効率などから地域によって『基準平均原料価格』が違い、基準単位料金に大きな違いが生じているのが原因なんだ。
簡単に言えば、人口の多いエリアに短い距離でガス供給できるほど安いし、人口少なかったり遠いと高いんだよ。
デメリットは、LPガスの12倍以上も爆発し易いガスであること。ニュースでガス種を指定せず「ガス爆発」と言えばコレ。
災害時の復旧は、地中の導管修復がとても大変なので、ダントツの最下位。
灯油 :災害時にタンクの灯油をストーブに転用できる。
原油高騰&円安前は、ランニングコストがダントツでNo.1でした。
過去形なのは、今じゃ東京ガス社などの低価格な都市ガスやLPガスとほぼ同じくらいだから。
デメリットは、石油臭いこと。その臭いのせいでコンロなど調理器に向いていない。
機器がガスに比べて割高で平均寿命も短い。給湯器交換時に灯油タンクも交換しないと、サビなど不純物が混入して更に寿命が短くなる。
オール電化:IHクッキングヒーターの掃除し易さは凄いの一言。災害時も貯湯槽の水を排水利用できる(飲み水に使っちゃダメだよ!!)。
太陽光発電や蓄電池まで完備すれば、災害時でも電気が使える(勿論、水道が止まっていればお風呂は無理。)。
デメリットは、その設備が高額なこと。しかも、故障時の現地修理が難しく、取り外して工場修理なので一週間くらい掛かる場合も多い。
熱効率がとても良いのだけれど、関東や東北だとそれ以上に電気代がメチャメチャ高い。なので、太陽光を使っていないと凄く高額な電気料金になる。
電力自由化で安い電力会社を選んでも、基本的に基幹電力会社10社より少し安いだけなので、『今よりマシ』なだけで高いことに変わりない。
太陽光なしのオール電化住宅の電気料金の高さは、ガチで泣くレベルだよ。(※注意※個人の感想です。) - Q3. じゃあ、都市ガスとLPガスはどちらがお得?
A.関東の場合、東京ガス社なら都市ガス。それ以外の都市ガスなら実はLPガスのがお得! -
実は、都市ガスも価格差があるんだ。都市ガスは全国で200社くらいあって、その価格差は、なんと2倍!
ジーエスの営業所近くで比較すると2025年2月のガス料金Bで、東京ガス社だと単価151.82円、常磐共同ガスだと単価255.44円。
しかも、この価格は政府の補助金「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」で10.0円/㎥の値引きがされた後の価格なんだ。
国の助成金は3月で終わっちゃうから、補助金なしで計算してみると、
一般的都市ガスの熱量は、45MJ/㎥(※注意1)、LPガスの熱量は、99MJ/㎥(※注意2)だから、
例1)東京ガスの場合、基本料金1232.00円、従量料金161.82円なので、
161.82円÷45MJ/㎥×99MJ/㎥÷1.1≒323.64円がLPガス換算価格。
例2)常磐共同ガスの場合、基本料金1210.00円、従量料金255.44円なので、
161.82円÷45MJ/㎥×99MJ/㎥÷1.1≒510.88円がLPガス換算価格。
例3)ジーエスの最多価格帯LPガス料金の場合、
基本料金1,500円、
従量料金300円+原料調整80円-割引20円=360円
並べてみると一目瞭然で、東京ガス社が安い! でも、その価格差は僅か単価40円以下なんだよ。
同じ都市ガスなのに、常磐共同ガスと比べたら、逆にLPガスのが単価150円も安いんだ!!※注意1 都市ガスは、東京ガスさん発表の数値(摂氏0度、圧力101.325キロパスカルの状態)を基にしています。
※注意2 LPガスの熱量は、省エネ法での数値(標準熱量(高位発熱量):100.46MJ/㎥)を用いず、一般的に言われている熱量を基にしています。資源エネルギー庁により2005年以降のLPG:50.8MJ/kg、純プロパンガス:51.2MJ/kgと定められています(測定は、独立行政法人経済産業研究所 戒能一成研究員)が、理論値ですので此方も用いません。違いは、プロパンガスとブタンその他との混合比、気温差による発生量の違い(寒冷地では若干熱量が上がります)によって生じているものです。仮にプロパンガス=24000kcalを熱力学カロリー(0.239 006J/cal)で計算すると100.418MJとなります。 - Q4. 灯油とLPガスはどちらがお得?
A.店頭購入の持ち帰りなら灯油、配達ならLPガスとほぼ同じ。 -
以前は、ランニングコストならダントツNo.1が灯油でした。でも原油価格高騰と円安で様変わりしたんです。
計算値として、茨城県の2025年1月最終週の灯油価格は、18ℓで店頭2,100円、契約配達2,400円とします。
灯油の一般的熱量は、36.7MJ/ℓ(※注意3)ですから、
例1)店頭2,100円÷18ℓ÷36.7MJ/㎥×99MJ/㎥÷1.1≒286.10がLPガス換算。
例2)店頭2,400円÷18ℓ÷36.7MJ/㎥×99MJ/㎥÷1.1≒326.98がLPガス換算。
但し、問題なのは、機器の代金で、灯油の高効率給湯器エコフィールだと20万円以上します。灯油タンクも6万円程します。
ガス給湯器の相場がエコジョーズで15万円くらいなので、その差額は合計約12万円。
灯油の使用量が月45ℓだとすると、+22円でLPガス換算+53.34円となるため、
店頭購入の灯油で単価339.44円が1ℓのLPガス換算。
契約配達の灯油で単価380.32円が1ℓのLPガス換算。
弊社のLPガス単価360円 と比べて契約配達の灯油ならLPガスと殆ど変わらない事になっちゃう。
(※注意※コンロがIHの場合は、ガス基本料金分が安くなります。)
弱点は、灯油は不純分を含む液体燃料なので、不完全燃焼等で機器の平均寿命がガス機器より短くなること。
給湯器交換時に灯油タンクを交換しない人もいるけど、タンク内のサビなどが灯油に混入して、寿命が短くなっちゃうからダメだよ!!※注意3 灯油は不純物を含む混合液体なので、灯油の品質によって品質に違いがあります。そのため省エネ法省令別表の数値に基づき算出しています。
- Q5. 電気とLPガスはどちらがお得?
A.太陽光を乗せてれば僅かに電気、太陽光のないオール電化なら圧倒的にLPガスのがお得! -
計算してみましょう!
電気の1kwhの熱量は、3.6MJ/kwhです。
対しLPガスの熱量は、99MJ/㎥(※注意2)です。
例えば、令和6年2月の東京電力さんの従量電灯B・Cで比較すると、40.39円/kwh(※注意4)ですから、
40.39円÷3.6MJ/kwh×99MJ/㎥÷1.1≒1009.75 となるので、
仮にLPガスを5㎥ご使用のお客様の場合、
5㎥×1009.75円≒5,049円
IHクッキングヒーターの熱効率は約90%であるため、ガスコンロとの比較で55%省エネです。
5,049×45%=2,272円
再エネ賦課金3.49円が75.6kwh(2.75㎥相当)に付加させますので240円上乗せされます(ガスは消費税が掛かるので相当分を引いてます)。
LPガスを5㎥使用で2,512円以下なら電気よりLPガスの方がお得になります。(※注意4)また例えば、夜とく8(6kw、追加契約分)で比較すると、基本料1,394円(消費税別)、31.64円/kwh ですから、
31.64÷3.6MJ/kwh×99MJ/㎥÷1.1≒791.00円 が夜間電力単価となるので、
仮に15㎥をLPガスでご使用のお客様の場合、
15㎥×791円+1,394円≒13,259円
エコキュートは、ガス給湯との比較で40%省エネです。
791×15×-40%=-4,746円
再エネ賦課金3.49円が247.5kwh(9㎥相当)に付加させますので785円上乗せされます(ガスは消費税が掛かるので相当分を引いてます)。
LPガスを15㎥使用で9,298円以下なら深夜電力BよりLPガスの方がお得になります。(※注意4※注意5)ジーエスのガス料金、基本料金1,500円、従量単価360円で比較してみましょう!!
・IHクッキングヒーター2,512円+エコキュート9,298円=12,317円
・LPガス料金1,500円+20㎥×360円=8,700円
圧倒的にLPガスが安いんです!!太陽光がある場合は、どうでしょうか?
ネット検索してみると発電量6kwのシステムで155万円くらいが「相場」な様です。発電量を年間7,300kw、売電量を年4,330kwh、売電価格を16円/kwhとします。
155万円を180ヶ月の分割払いにすると、月々8,611円+金利。
IHクッキングヒーターの電気代が
42.60円÷3.6MJ/kwh×99MJ/㎥÷1.1≒1065.00 となるので、
5㎥×1065円×55%+240円=3,169円
売電が4330kw÷12×16円=5,773円
・ローン8,611円-売電5,773円+IH3,169=6,007円
・LPガス料金1,500円+20㎥×360円=8,700円
比較すると、月2,693円ほど、太陽光+オール電化のが安くなります。※注意4 IHクッキングヒーターの場合ガスコンロより熱効率が約1.8倍良いためエコキュートで給湯をお使いの場合、熱効率が良いため(熱交換率3.0倍の実効率40~80%から平均して1.8倍)、ガス式給湯に比べ40%ほど消費量が抑えられます。エコジョーズ給湯器と比べても25~30%程度消費量が抑えられます。
※注意5 通常、電気の契約をしていないお客様はいないため、基本料金を考慮していません。通常契約に追加して電気使用した場合を想定しています。また、消費器具が増える事になるので、契約電流(アンペア)を大きくする必要がある場合があります。 - Q6. ゼッチ(ZEH)住宅を検討しています。元は取れますか?
A.Q5の解説と重なるけど、15年でギリかな。 -
「ZEHを考える上で元がとれるか」ということで考えると以下の観点が上がるかと思います。
A:初期費用: ZEH住宅の建築費用は、通常の住宅よりも高くなる傾向があります。
・ここは、一概には言えないですし、工務店さんの腕?だったり申請ができるなどの場合で、
大きく値段が変わっているのが現状です(+100万のところもあれば、+20万で作るという実際値が
あがっています。このため、戸建の場合は、施主様と工務店様の値段からの判断となります)
・Dもあいまって、国交省などが決めたものであるため、
マンションなどは従わない理由がないような状態が出来上がっています。
B:補助金・税制優遇: 補助金や税制優遇の金額は、地域や制度によって異なりますが
・新築は3000万ですが、新築でなくても
中古でもZEH認定(その他省エネで取るのが楽)ならローン控除が上位の3000万を受けられます。
C:光熱費の削減額: 光熱費の削減額は、住宅の性能や家族構成、ライフスタイルによって異なります。
D:売電収入: 売電収入は、太陽光発電システムの容量や日照時間、売電価格によって異なります。ゼッチ認定に必要な設備は、太陽光、蓄電池、高効率設備、高断熱(断熱等級5以上)です。
燃料費に直接関わる部分は、太陽光、蓄電池、高効率設備になるね。
高効率設備とは、エアコン、照明、給湯、換気の高性能な機器のこと。最新の物であれば大体対象になってるよ。
だから収支の比較は、太陽光と蓄電池になる。
太陽光は、6kwで155万円。蓄電池5kwhも160万円ほど。2kwhの蓄電池なら90万円くらいで済むけど、容量不足で名ばかりゼッチになっちゃう。
だからゼッチには、合計320万円は掛かります。
補助金は令和7年度で55万円でるけど、他の設備もなるので半分の30万円で計算するね。
6kwhを30日だと180kwhだから、1kwh36.4円(東京電力スタンダードS)で換算すると電気代6,552円相当になる。
180kwhでは電気が不足するので、月々70kwhは購入する必要がある。
70kwh×29.8円=2,086円、基本料935円、再エネ付加金70kwh×3.49円=244円、合計3,265円
売電を年2,170kwhと仮定すると、2170÷12×16円=月々の売電額2,893円。
エコキュート利用分を247.5kwhだとするとQ5の解説にあるように9,298円相当になる。
比較すると
・290万円を180回で払うと月々16,111円、買電3,265=19,376円
・エコキュート9,298円+蓄電池利用6,552円+売電2,893円=18,833円
一応まだ使える設備が残るし、15年でギリギリ元が取れる計算かな。では、LPガスだったらどうだろう?
LPガス料金1,500円+20㎥×360円=8,700円、ガス配管12万円を180回のローンで月々650円、消費税935円、合計10,285円
電気使用量が月々250kwhだとすると(東京電力従量電灯B)、
120kwh×29.8円=3,576円、130kwh×36.4円=4,732円、再エネ付加金250kwh×3.49円=872円、基本料金1,247円、合計10,427円
比較すると
・290万円を180回で払うと、1.5%金利で月々18,001円、買電3,265=21,266円
・LPガス10,285円+電気代10,427円=20,712円
あれあれあれ殆ど同じになっちゃった。
290万円を一括払いなら、、、お得とは言えないかな。
ゼッチには、経済合理性は無いね。でも、環境負荷が下がるから全く無駄って訳じゃないよ。(※注意6※注意7)※注意6 飽くまで商品単体を新規導入した場合の検討です。新築住宅の場合、値引交渉に代えて+100万円程度でゼッチ住宅にするなど少額で導入している事例も多くあります。
※注意7 ゼッチ住宅の場合、高断熱住宅でもなるため、一般建て売り住宅より快適性能は高くなります。 - Q7. 電力の自由化って、結局どの会社がお得なの?
A.新電力ならどこも大きくは変わらない。但し資本力のある大手を推奨します。(※注意8) -
電気料金は、大きく分けて関東・東北が割高で、それ以外の地域は比較的割安になります。
東京電力の従量電灯B(1kwh40.49円)のエリアで、関西電力の従量電灯B(1kwh23.52円)の価格帯で買えるのかと言えば、全然買えません。
電力市場の価格が東京と関西で1kwh2円程度しか違わないのにです。
新電力会社の方針は、今よりちょっと下げるが基本です。
東京エリアで1kwh15円で調達したから1kwh25円で売っちゃえ!って会社は無く、1kwh40円より少し安い1kwh37円くらいで売ってます。
だから、どの新電力に切り替えても、少し下がることになります。話題のカブアンド社だと大凡1kwh=0.01円安くなります。
寧ろ注意が必要なことは、
そんなちょっとしか安くならないのに、会社によっては市場価格が値上がりすると天井知らずで寝上がる契約があること。
基幹電力10社(東京電力など地域のベースロード電力会社のこと)の場合、値上がり上限が法律で決まっています。
仮に市場価格が1kwh60円になったとき、上限設定の無い会社は、1kwh80円になっちゃうかもです。ヤバいでしょ?
だから、大差が無いのなら、電気料金より契約に付随する特典(ガソリンが安くなるとか)目当てが良いと思います。大手で。※注意8 新電力とは、東京電力や関西電力などの基幹電力10社以外の電力小売事業者のこと。ENEOSでんき、東京ガス電気など)
- Q8. ガスの輸入価格は値上がりしていないの?
A.勿論、輸入品だから上がったり、下がったりあるよ。今は円安で割高かな。
といっても、日本に資源はないから、だからこそ、目先じゃなくて、ちゃんとカシコく選ぼうってことだね。 -
15年前は、LPガス1トンあたり600㌦前後でした。今も2025年1月積みアラムコCP(輸入価格)で635㌦とほぼ変わっていません。
しかし、円安(TTS158円、円ドル決済価格)が大きく影響しており、当時の平均TTS88円と比較すれば1.8倍、海運コストの上昇を加味すれば、2倍と言えます。
原料だけで判断すれば、従量単価115円ほど値上がりしています。
勿論、2024年問題に代表する輸送コストの上昇や海運・陸送・輸入メーカーと工場の人件費上昇もあるので原料だけの上昇ではありません。
実際、そんな諸経費も15円くらい値上がりしています。弊社の他社値取り調査では、最多価格帯で年間1㎥あたり180円以上の値上げが行われています。基本料金も150円ほど上がっています。
ここ数年で高いところは、10㎥で2,000円以上値上げされているんです。
実際、石油情報センターの茨城県平均価格も基本料金が140円、10㎥平均で1,516円も値上がりしています。
原料や人件費の上昇が10㎥で1,300円であるのにです。
LPガス契約は、殆どの会社でそのガス料金決定権をガス会社が決めることができるから、
輸入価格の上昇を逆にチャンスと捉えて悪く言えば便乗値上げが出来るということ(実際に横行している。)。
目先のガス料金も大切ですが、真実の輸入価格反映が行われるかもとても重要であり、信頼できるガス会社を選ぶことの重要性がここでも分かるんです。 - Q9. どうしてジーエスは、ガス料金を安くできるの?
A.それは気合いです!(笑) ホントに可能な限りお安く提供したいって情熱です。
実は、今の取引してるガス会社だって「安いガス料金」で売ってる取引先があるんです。
だから、今のガス会社に価格交渉するのもつ1つの手段だよ。 -
弊社は価格を値下げしておりません。
10年前は、従量料金1㎥あたり250円で販売していました。その価格差10㎥で1,150円。割と値上がりしてるでしょ?
だから、弊社が公開しているガス販売価格は、ちゃんと社会情勢の変化に合わせて値上げとなったガス料金です。
もしお客様が現在のガス会社より安いと感じるのであれば、それは単にガス会社のスタンスの違いだけです。
実際に多くのガス会社が「色々な事情」で、公表価格より安いガス料金で売っているお客様がいます。隠してるだけで。ジーエスのガス料金は、現に統一価格で販売可能なガス料金です。
実際にガス料金の家庭用モニター価格の推移と輸入価格推移の乖離から、適正な価格変更が行われていないことを数字が物語っています。
そういった意味でも、現在のガス会社に値下げ相談することは、決して悪いことでも不当なことでも恥ずかしいことでもありません。
価格交渉で注意することは、値引き幅に騙されないこと。先に高い価格を提示して、そこから値引きするガス会社は多いです。
折角思い切って価格交渉するなら、結局、高いガス料金のままじゃ悲しいでしょ。 - Q10. ガス料金の高い会社と安い会社の違いは何?
A.Q9と重複するけど、それはガス会社のスタンスの違いだけ。 -
LPガスの仕入れ価格は、原料そのものの割合が大きくしめてるんだ(原料以外の割合が少ないってことね。)。
だから、食品とか違って、在庫処分90%OFFとかって無理なんだよね。
でも、仕入れのときの原料比が大きいから、大手と中小の仕入れ価格差ってそこまでないんだよ。
(陸送や貯蔵施設は大変だから、どんな大手でも全て自社で賄うのが無理っていう理由もあるけどね。)
具体的な値段でいうと、ジーエスと商社系を比べても、仕入れの価格差って、
あんまりかわらなくって1㎥あたり −5〜10円しか違わないっていう不思議があるんだ。
このマイナスって、大手よりジーエスの方が安いってことね。
だから、この仕入れ価格があんまりかわらないところに、ガスの価格差が3倍あったりするのは、どう考えてもおかしいわけ。
でも、価格はガス会社が決められるから、会社のスタンスの違いってことなんだよ。
勿論、みんな会社だから社員教育とか福利厚生とか設備のあたらしいモノとそういうのが反映することも多いんだ。
新車や新社屋とか実はちょっと羨ましい。 - Q11. LPガスの適正価格はいくら?
A.まだまだガス取扱会社は多いため、お客様自身が納得いく価格が適正価格
但し、見極めは必要。
石油情報センター全国平均9,154円、従量料金1㎥=682円は、ちょっと高いかな?(※注意9) -
都市ガス195社(直接の販売実績のあるもの)と、⽐べれば82倍とまだまだ多数のLPガス会社があります。
結果、その価格は様々なので、商品としての適正価格は存在しません。
(価格は、ガス会社が勝手に決められるのが今の世の中。)
だからこそ、お客様⾃⾝が納得いく価格が適正価格と⾔えるんです。
でも、全国平均とは言え従量料⾦1㎥あたり682円は、少々⾼すぎると感じるかな。
→1㎥あたり450円の価格レンジで価格競争した場合、平均価格で500円を切る価格になると思う。
地方都市のガス並(Q3参照)のLPガス価格が理想とも言えるかな。
まずはこれを基準に考えて見てほしい。・全国平均とは言え従量料⾦1㎥あたり682円
・⽯油情報センター調べの平均価格は、茨城県令和6年12月モニター価格の場合→1㎥あたり669円
・都市ガス販売と同等の必要経費を考えて、換算したら、LPガス従量単価1㎥=385円
・総務省の小売物価統計は、令和6年12月1㎥=728円 (※注意10)
・LPガス販売事業者じゃないネット上のガス紹介サイトは、1㎥=280円~400円
と見事にバラバラなんだ。だから、どれくらいが安いとか適正とか言えない・・・。
→他にも⽯油情報センター調べの平均価格が適正価格であると⾔い難い状況があるから…ハッキリ言えよって怒らないでほしい。
なんでかって言うと、このセンター調べのガス料⾦の家庭⽤モニター価格の推移と輸⼊価格推移に⼤きな乖離があってね。
便乗値上げってことががわかってしまうんだ。
<輸入価格と為替レートの変動とモニター価格の変動が、どう考えても合わないんだ。>
為替レートの近しい平成9年家庭⽤モニター価格10㎥=5,653円 → 平成26年10㎥=7,986円となっているけど、
輸⼊価格の上昇幅は$223 → $669と10㎥=1,000円程度に過ぎません。
適正な価格変動なら、平成9年のモニター価格に原料調整した10㎥=6,650円程度になる筈でも、実際は10㎥=7,986円なんだよね…。
因みに茨城県の令和6年12⽉モニター価格の場合、10㎥=8,532円となっています。
輸⼊価格635ドル、平成9年平均TTS(為替レート)93.61 → 令和6年12月TTS154.85円と大幅な円安を加味しても、
平成9年と⽐較で10㎥=5,653円→ 10㎥=8,532円で、2,879円の値上がりは、原料上昇1,326円よりかなり上げ過ぎなんです。
勿論、2024年問題(労働時間規制による運送料の上昇)や賃金上昇問題(国からの賃金上昇要請)もあるから、
原料だけを反映すればよい訳じゃないけど、原料上昇の約2倍で値上げするのはダメだと思う。例)
東京ガス様の⼀般ガス供給約款には、基準平均原料価格1t=57,250円の時に都市ガス1㎥=130.46円(料金表B)と定めており、
原料46.93円=B表販売価格130.46円としています(東京ガス様では、天然ガス1t≒1,220㎥と定義してます。)。
即ち、都市ガス1㎥あたり83.53円の経費が必要だと求めている訳です。
勿論、熱量調整(5.46%分をLPGと定義)を加味していないので、必要経費はおおよそ86円くらいとなるでしょう。
これをLPガス換算するとLPガス1㎥≒189円となり、
令和6年12⽉分貿易統計のLPガスの輸入価格196.53円に
東京ガス様の都市ガス販売と同等の必要経費を確保した場合、LPガス従量単価1㎥=385.53円になります。
全然違うでしょう!
消費者の立場で考えたら、適正価格ラインは、せめて従量単価1㎥=500円以下にして欲しいよね。
営業料金や赤字販売の差別価格など違法なガス料金もあるから、一番安い価格を適正価格と言うのは難しいけどさ…。※注意9 石油情報センター発表の令和6年12月モニター価格の平均。単価は10㎥の価格から基本料金を引いて算出したもの。
※注意10 総務省小売物価統計では、平成9年10㎥=5,746円、平成26年10㎥=7,960円、 令和6年12月7,283円と異なる推移をしています。 - Q12. LPガスには「営業用料金」って存在するって本当?
A.法律違反だけど取り締まるのが難しいから、事実として「営業料金」は存在する。
しかし、契約後に値上げすること前提としているため、注意が必要。 -
LPガス販売一部のガス会社では、実態として、自社の既存のお客様と異なる「営業用料金」が存在します。
弊社の調査では、従量料金1㎥あたり270円で販売先拡大のための営業(拡張営業)をしているガス会社もあるようです。
しかし、その様な余りにも低い価格の場合(仕入価格を下回る価格)は、後日ガス料金の値上げを前提としているもので、注意しなければなりません。
特に注意すべきは、「ガス料金の改定条件」や「価格維持の期間」、そのガス料金の基礎となる「輸入価格」さえ定めていないことです。
悪質な営業マンは、目先の契約さえ取れれば、ガス料金は幾らでもよいのです。
一時的だからこそ出来ることを「永続的にガス料金が安くなる」と誤解させて契約するのです。
確かに一時的にガス料金が安くなります。
しかし、その様な取引形態で、危険物であるLPガスを安心・安全に使えるでしょうか?
ガス会社の変更は、決して悪いことではありませんが、悪質なガス会社も多いことに注意が必要です。特に問題点なのは、既存顧客と新規顧客にガス料金格差が生じている「差別価格」となっていることです。
令和6年4月の法改正で、この様な利益供与に該当する「赤字のガス料金」は違法になりました。
しかし、その実態を確認出来ても、違法である証拠の確保となると難しいのが現状です。
自分だけ安くなっている消費者も必ずしも協力的ではなく、取り締まることが出来ないのです。
本当は、消費者契約法、独占禁止法の違法性もあるため、直ちに改善すべきことなのです。でも、もし「全てのガス料金の公開」が一般的になれば、消費者の実際のガス料金が公開されていない=悪質業者と判別でき、
悪質な差別価格は無くなっていくでしょう。
LPガス業界が全体で取り組むべき課題なのです。 - Q13. LPガスは、客によってガス料金が違うって本当?
A.残念ながら本当。
悪質なガス会社だけでなく、地域の一般的なガス会社まで「差別価格」を用いています。
一般的には1.5倍~3倍。赤字価格とぼったくり価格の比較だとなんと5倍…
中小の地域のガス会社でも、隠してガス料金を半額にすることがままある。 -
LPガス販売には、販売価格の規制がありません。つまり、自由に価格を設定できるのです。
そのため、新規の顧客だけ「一時的に」赤字価格で販売する営業用料金が氾濫しました。
「一時的に」というのは、「後々価格改定」すること前提だからで、敢えてその事は契約書に書かれていません(消費者に「永続的」と誤解させるため。)。
地元にある地域のガス会社まで、口うるさい顧客や解約通知が来た顧客の引き留めにだけ値下げ対応した結果、多数のガス料金が氾濫することになりました。
一定の条件を決めて平等に価格設定すれば良いのですが、差別価格を積極的に是とする会社の営業用料金がネックになって価格統一が難しいのです。
本当は、全体を販売可能な価格に値下げし、全ての顧客に平等に対応すべきなのでしょうが、
全体を値下げしても赤字価格には勝てず解約だけが生じるため、
多くのガス会社が悪質な営業と同じく「一部の顧客だけ営業料金相当に値下げする」対応となっているのです。
しかし、この様な歪な競争、いびつなLPガス販売は、是正されなければなりません。
営業用料金相当の値下げで生じたマイナスを他の善良な顧客のガス料金で埋めてはダメなのです。
消費者の感覚で言えば、善良な良い関係だからこそ、割引や質の良いサービスを受けられるべきです。
私が消費者なら、この様な不公正なLPガス会社とは取引したくありません。LPガス業界は変わらなければなりません。
少なくとも同じLPガス会社で契約しているのに、販売単価や基本料金が違っているのが「普通」とまかり通るスタイルは卒業すべきでしょう。 - Q14. お客によってガス料金が違うのは、法律違反じゃないの?
A.法律違反だけど、その証明が難しいっていうのが現実。
自分を守るためには、「高いガス料金の会社と取引しない」、「高いガス料金の賃貸住宅に入居しない」くらいしかない。 -
LPガス販売事業者を規制する「液石法」には、販売価格の規制がありません。
何度も言うけど、ガス会社が自由に価格設定できるってこと。
しかし、平成29年2月に液石法が改正され、ガス料金の透明化が義務づけられました。
消費者からガス会社に対して、差別価格の釈明請求がし易くなったのです。説明責任がガス会社に生じたんだ。
更に令和6年4月に液石法が再改正され、無償貸与(ガス配管、ガス機器、エアコンなど住宅機器)や利益供与が禁止され罰則も付加されました。
反面、差別価格は先送り課題となり、「取り締まりしない」と国からアナウンスされています。
差別価格は、液石法、消費者契約法、景品表示法、独占禁止法反、何れにも違法で該当します。
しかし、国が液石法改正で先送りしたように「国へ販売価格の報告義務が無い」ため実態を把握することが難しく、事実上、取り締まれないのです。
法律違反だけどその証明が出来ないのです。
消費者には申し訳ないのですが、出来る対処法は、
自身のガス料金プランが公表されていなかったり、ガス料金が極めて高かったり、不透明な会社や割高な会社と取引をしない以外ないのです。
特に集合住宅など賃貸住宅でガス料金にガス配管やガス給湯器などの設備代金が含まれている場合、
賃貸借契約違反や架空請求による詐欺が成立するケースもあります。消費者が積極的に是正を求めていくべきでしょう。
お客様自身から積極的に是正を求めていくことも必要でしょう。
今の契約している会社が、不明点や疑問に思うこと、分からないことを十分に説明してくれなかったら、弊社へご連絡ください。
お客様の料金を一緒にお調べたり、契約内容の是正をお助けすることも可能です。 - Q15. ガス料金の完全公開の理由は?
A..法改正や円安によるLPガス業界を取り巻く変化から、社会インフラであるLPガスに不正や嘘、差別価格が横行している今、
LPガスの市場がどんどん小さくなっていく事に直面し、公平公正でなければこの業界は消えてしまうと感じたためです。
弊社の正直さが伝わったら、弊社のお客様が増えるかも? と弊社も会社なので考えたり(笑)
-
『最初に関東圏でガス料金の公開の動きが始まったのは神奈川県のLPガス販売事業者さんです。
弊社は二番煎じとなりますが、その考えに共感したためであり、この業界を良くしたいとの熱量は同じだと考えています。『※ガス料金公開で特に重要なことは実売価格と一致することです。』と以前は記載していました。
しかしながら、同じガス会社で多数あるガス料金のほんの一部を公開しても、
なかなかLPガス業界は良くなりませんでした。むしろ設備代は入っていないと嘘をつくようになりました。
その様な中、緩やかな変化なんて言ってられないくらいLPガス市場が縮小していったのです。
確かに令和7年2月現在で、大凡15000社であるLPガス事業者数は、まだまだ多いと思います。
しかし、事業者数が淘汰で減ることと、LPガス市場が縮小することは、異なる問題です。
悪質な営業や高いガス料金にあぐらをかくLPガス会社を排除し、業界の健全化でLPガス市場を盛り上げる必要があります。LPガス販売事業者数は、平成25年3⽉末時約21,600社から、令和5年12⽉末時16,118社と急激に数が減っています。
平成26年3月当時、LPガス会社は、その前10年間で約5000社が廃業しました。
令和5年12月現在、更に約5000社が廃業しました。
実に18年間で10000社以上も廃業しています。
実際、家庭用燃料で競合する、オール電化、都市ガスと比べて、LPガスだけが減少しています。
LPガス業界全体が不透明であること、Pガスは高いとイメージを持たれるほど平均価格が高いことが、大きな原因であるのは疑いありません。
便乗値上げの現状を見れば、販売数減少分を値上げで吸収しようとさえしています。
平成9年にLPガス販売事業者の参入が緩和されると、差別価格である「営業用価格」が首都圏で蔓延しました。
平成15年頃には集合住宅を狙った金銭や商品の提供合戦が激しくなり、その分、集合住宅のガス料金の値上げに繋がりました。
平成29年には、法改正を歪めて捉え、「実売価格と異なるガス料金を公開する」ガス会社が増えました。
令和5年12月現在、嘘が横行する商売環境の悪化や高齢化(ガスからIHに変更)によって、急激にガス事業者数が廃業に追い込まれています。
生活に必要不可欠なエネルギー販売でありながら、お客様(一般消費者)を蔑ろにし、
地主や建築会社とだけ向き合ってきた結果が、現在のLPガス業界の惨状を招いているんです。
この現状を打開するには、LPガス販売が「公共の福祉(液石法第1条)」であることを思い出すべきでしょう。⚫LPガス消費者様にお願いしたいことは、
先ず、ガス料金が高いと(他の消費者には安く売っていること)に気づいてください。
そして、
『オール電化や都市ガスに替える』前に、現在のガス会社にガンガン文句言って下さい!
『LPガスは高いから止める』前に、ガンガン値下げ交渉して下さい。
『不透明で呆れる』前に、何で自分のガス料金表がホームページにのっていないのかクレームいれてください。
そうすれば、悪質なLPガス会社も、ぼったくりLPガス会社も、LPガス市場が縮小せず廃業していきます。
絶対に止めて欲しいことは、
自身のガス料金だけ下がれば良いやと思わないで下さい。
自身のガス料金が下がったら、周りにも言ってください。
Q&Aにお願いって変だけど、何とぞ宜しくお願いします。 - Q16. ガス会社を変更しても大丈夫?
A.割高なガス会社であれば、値下げ交渉と正確なガス料金開示を求めましょう。
満足できる答えを得られなかったら、積極的にガス会社を変更すべきです。 -
『LPガス会社を変更することが第一義ではありません。
紹介料(営業費)目的の営業会社も存在しており、LPガス会社の選択は慎重に行うべきです。
「安い」と飛びつく前に現在のガス会社に相談しましょう。ガス料金の問題だけであれば、
弊社のガス料金を引き合いに使って価格交渉していただければ、現在のLPガス会社のままでも、
毎月のガス料金を軽減させるとの目的は果たせるのではないでしょうか。』
と以前は記載していました。しかし、令和7年2月現在、法律を遵守しないLPガス会社が多く存在します。
悪質なLPガス会社だけでなく、地元にある地域のガス会社まで差別価格を用いています。
勿論、悪意からだけでなく、営業用料金に対し「解約よりは、、、」と対応していった結果かも知れません。
その様なLPガス会社にとって仕方ない理由は、消費者から見れば、不誠実であることの「やむを得ない理由」になりません。
だからこそ、単純に「既存ガス会社だから信用できる」と言えなくなっているのです。
平成29年2月にLPガスの法律が改正され、一般消費者に対するガス料金についての明確化と透明化を強く要請されました。
これに対し、多くのLPガス会社は「嘘の説明」や「偽の情報開示」を行い消費者を欺く方向に経営方針をとったのです。
事実、「通常価格」や「標準価格」を公開しているLPガス会社の多くは、
高めのガス料金を開示し、実際にはガス料金に含まれている「設備リース料」を「設備代は入っていない」と隠しています。
その結果、ガス料金実態が分からなくなり、割高なガス料金の請求を受けても「過剰請求」であることの立証を難くしています。
悪質業者に所謂ぼったくりを簡単に許すガス販売の市場環境を形成してしまっているのです。
令和6年4月の法改正では、専門家会議でLPガス料金の高い理由をガス供給権限者への利益供与が原因であると断定した上で、
消費者及び権限者への利益供与やガス料金への設備代金の上乗せを禁止にしました。
しかしそれでも、多くのLPガス会社は、ガス料金の大きな値下げをしませんでした。設備代金の負担がなくなったのにです。
この流れが変わらない限り
「割高なガス会社であれば、積極的にガス会社を変更すべき」、
「不透明なガス料金のLPガス会社とは取引を中止すべき」 との回答となってしまうでしょう。
弊社は、この流れと止めるべく、積極的に価格公開をし、お客様の相談にのり、正直なガス会社でありたいと考えています。 - Q17. ガス会社と契約するとき、お金かかるの?
A.契約時もガス開栓時も費用はかかりません。 -
ガス供給の新規の申し込み、他のガス会社からのスイッチンズ、何れも一切の費用は掛かりません。
そのため、調査費用やガス開栓費用等の請求を受けた場合、それは詐欺なので、絶対に支払ってはいけません。
ただ、ガス料金の支払いが遅れて一時閉栓処理を受けたお客様に対し、再開栓費用を請求するガス会社はあるようです。
また、弊社の場合、基本料金の割引を受けたいお客様は、ガス供給設備(ガスメーター、調整器、供給ガス配管)の買取を選択できます。
当然ですが、買う買わないは消費者の自由ですから、ガス供給設備の買い取りのない基本料金プランを選ばれるお客様も多いです。
何れにせよ、LPガスの供給を受けるのに契約で手数料等が生じる事はありません。 - Q18. ガスメーターなどガス供給設備は、ガス会社負担じゃないの?
A.多くの会社では、ガス料金に上乗せして請求していますが、
弊社では、料金透明化の一環で、購入と貸与を選べるようになっています。 -
現在、多くのLPガス会社では、ガスメーターなどをガス会社負担のガス会社所有物として扱っています。
しかし、実際にはその費用以上をお客様のガス料金に上乗せして請求しています(この点は、弊社も同じです。)。
弊社では、その不透明さを改善する一環として、平成26年から「お客様所有」の料金プラン(特約)を作成しました。具体的には、一般Aの基本料金からガス供給設備の買取をしたお客様は、基本料金1,500円のところ-500円の割引になり実質1,000円になります。
但し、ガスメーター及び調整器には使用期限があるため、10年に1度3万円程度で交換購入が必要です。
勿論、交換購入を選択せず、割引の中止を選択することも出来ます。
3万円払って10年間500円の割引を受けので、実質の値引き額は月々250円相当になります。
実績としては、令和6年2月上旬にも2件の既存のお客様が供給設備購入での割引『継続』を選択されました。 - Q19. 自己所有と賃貸住宅のガス料金は、どうして違う?
A.弊社でも試行錯誤いたしましたが、賃貸の場合、ガス使用者とガス設備所有者が異なるため、
どうしても空室など割高な運営コストとなるため断念しました。 -
賃貸住宅の場合、お客様(一般消費者)とガス設備所有者が異なるため、ガス供給設備のお客様所有が出来ません。
そのため、ガス供給設備の所有者がガス会社となり、空き室でガス販売が出来ない期間に、設備のロスが生じるのです。
また、ガス料金の滞納など事故率も自己所有と比べて高く、実質的に運営コストが高くなるのです。
弊社でも同一料金とする事を何度も検討しましたが、最終的に断念しました。 - Q20. 価格改定基準と原料調整基準は、同じなのでしょうか?
A.弊社の場合、基本となる輸入価格は同じですが、原料調整のがより広い範囲が反映されます。
価格改定基準=ガス料金を改定するかも知れない輸入価格。
原料調整基準=価格改定基準に石油石炭税、フレート(海運費用)、物価上昇等(消費税増加、配送費用増減、人件費増加など)を追加反映したもの。 -
価格改定基準は、単にこの価格水準を輸入価格で超えた場合、ガス料金を改定できますと取り決めた価格です。
一時的に価格改定基準を超えることもあるため、「改定する」ではなく「改定できる」と可能性に止めています。
弊社の場合、弊社ホームページを作成した当時の最高値である2013年11月を基準にしました。 (※注意11)
一方、原料調整基準とは、税金や海運・陸運など輸送費と保険料、備蓄・積み込みなど搬入に関する諸経費、パナマ運河使用料など特殊経費、
2024年問題や国の賃金上昇要請などの人件費上昇、これら仕入れ原価に該当する部分を輸入価格増減に加えた価格になります。
弊社の場合、そもそもは原料調整制度を業務用・工業用のみ導入していましたが、現在は、ガス料金改定に代えて採用しています。
この先、輸入価格の下落が見込めないと判断される場合は、原料調整ではなく、基準ガス料金を改定することになります。
また、弊社の原料調整は、厳密に言うと『原料調整見合い』に該当します。
過去3ヶ月の輸入価格と先物価格向こう3ヶ月の価格を参考に、今後3ヶ月間の輸入価格とフレートを予想し、20円/㎥以上の変動が見込まれる場合に変動させています。
昨年から現在にかけては、輸入価格が下落するはずの夏場のタイミングで、イラン・イスラエル間の紛争が生じ、
アラムコ社輸入価格が高止まりしたため、プラスマイナス30円の変動しか、悪い意味でしませんでした。
予想範囲は、-5円から+8円の範囲(+反映で外れ予想分は弊社が負担しています。)と完全一致ではないものの、逆にお客様に有利な価格で反映しております。本来、弊社で採用している中東のアラムコ社CP価格は、現在の輸入価格に即した引用ではありません。
現在の輸入状況は、北米産(米国、カナダ)が7割を占め、残りの3割もオートらリアなどからであり、中東から殆ど輸入していないからです。
しかし、ENEOS社やアストモス社など輸入業者の卸価格が過去の中東基準を採用し続けているため、北米価格(MB)に変更が出来ません。
2025年2月現在、米国トランプ政権からのエネルギー輸入要請もあるため、
輸入業者の価格基準が、北米価格に仕入れ価格基準が変更となった場合、速やかに変更する予定です(安くなります。)。また、価格改定基準を2年近く超えているにも拘わらず、一時的な筈の原料調整で対応している事には理由があります。
カーボンニュートラル(脱炭素)の影響から、化石燃料に由来するLPガスの下落の可能性が未だ確かに存在しており、
2025年2月現在、円安を背景としたLPガス仕入れ価格の高止まりという状況下であるものの、弊社としても抜本的なガス料金に踏み切れない状況です。
ガソリン価格が約20年で約2倍になっている現在、石油や石油製品が値下がりするなどイメージできないと思います。
しかし、仮に価格改定後に大幅な値下がりが生じた場合、再度の価格改定が必要となり、大きく混乱するため、やむを得ず一時的な原料調整での対応をしています。
この様に弊社の原料調整は、価格改定に代えて、仕入れ価格を正しく反映したものとなります。※注意11 ドルベースでは、2012年度のが高いですが、為替レート(TTS)の違いで、2013年11月が当時の最高値となります。