弊社HPのよくある質問でもお答えしていますが、本来、LPガスに適正価格はありません。
しかし、消費者に受け入れられ易い適正価格は存在すると思います。
液石法(LPガスの法律)の改正以降、各社通常ガス料金の一般公開が進んだものの「嘘の価格」が横行し、何の為のガス料金公開か分からない状態が続いています。
「違法行為を隠すため、設備代金を内在させる前提で割高なガス料金をHPで公開し、売り込み営業先には赤字のガス料金を提示する」そんなガス事業者がたくさんいます。
しかも、赤字で売っているから、契約後に値上げするのが当たり前だと思っている。正にガス屋の常識は非常識です。
その結果、値取り調査のガス料金格差、なんと!5倍です。
同じLPガスで、特に業務用で大量にガスを使うこともなく、同じ様な一般消費者なのに5倍の価格差って。。。
その様なLPガスを取り巻く商環境をから、適正価格のコミットが必要だと感じました。
弊社が考える平成31年3月現在のLPガス料金適正価格は、従量単価350円です。
その根拠は、東京ガスさんの都市ガス利益率にガス配送コストを追加した程度だからです。
一般ガス供給約款(https://home.tokyo-gas.co.jp/gas/ryokin/yakkan/pdf/ippan_tokyo.pdf)によれば、
ガス料金B表の場合、基準平均原料価格57,250/tの時、128.08円/㎥ですから、1t=1220㎥で計算した場合、
原料46.93円の時128.08円での販売となります。単純に原料調達価格に81.15円乗ってる計算です。
実際は、熱量調整が必要なため、都市ガス原料=LNGではありませんが目安にはなります。
この81.15円をLPガス換算すると、178.53円/㎥となります。
LPガスの平成30年度CP平均価格522.50円/t、平均為替110.25円/$ですので、単純に平均原料価格119.53円/㎥となります。(日本LPガス協会発表)
此処に配送料50円を加味した場合、178.53+119.53+50=348.06円 ≒350円/㎥と言う計算となります。
LPガスは顧客密集度が低いとか、都市ガスは助成金がでてるとか、貿易統計には輸入コストが反映しているとか、諸々ガラガラポンして且つ諸事情を無視した計算ですので100%正解ではありませんが、根拠のある数字と言えると思います。
飽くまで一般戸建てでガス給湯の家庭を基準に考えていますが、従量単価350円を超える価格で買っている消費者は、割り高なガス料金で使っていると言えます。
また、標準価格350円以上の従量単価を付けているガス会社も「都市ガス以上の粗利を請求する」と公言しているのと同じですので、割高なガス会社と言えるでしょう。
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