改正液石法(プロパンガスの法律)の施行により、プロパンガスの取引方法が変わりました。
プロパンガスの商習慣に「無償配管」と言うものがあります。
ガス会社との取引を条件にガス配管をガス会社が負担する商習慣です。
当初は、初期費用を抑えることによりプロパンガスの普及に役立っていたのですが、現在では、同業者間競争の激化に伴って「無償貸与」と姿を変え、ガス会社の負担をガス料金に隠して請求する決して褒められない取引方法に変化しています。
この点に付き、ガス料金内で負担している「負担金」を明細及び概算金額で開示する義務がプロパン会社に科せられました。
義務ですので、設備利用料をガス料金に含めて、その明細を隠すことを禁じたのです。結果、今まで通りに商売をしているだけであったとしても、明細を不開示のガス会社は、「違反業者」若しくは一般消費者を欺く「悪質業者」となってしまいます。
プロパンガス業界で氾濫している「無償貸与」は、遠からず消滅していくものと思われます。
なお、不透明なガス料金を維持するため、プロパンガス料金の開示を行わないガス会社もあるでしょう。
明らかに自社の金儲けしか頭にないガス会社です。
ガス料金を開示しないガス会社は、一般消費者を欺くブラックガス会社と言っても過言ではありません。即刻取引を中止することをお勧めします。